Yondana

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読んだ本、見た映画、世界のごはんと双極性障害とかのお話。

「週4時間」だけ働く。|ステップ2 捨てる(Elimination)の「E」の感想

こんにちは。

 

引きつづきティモシー・フェリスの『「週4時間」だけ働く。』です。

ステップ1の 定義(Definition)は、

”これから本書で紹介される考え方はとっても新しいものです。出てくる考え方・ワードを、既存の知識にとらわれず柔軟に「再定義」をしていってくださいね。”

 

といったことが書かれていました。

 

OKです。柔軟に読みます。

 

ということで、次のステップ。

ステップ2 捨てる(Elimination)の「E」

ステップ2の内容を紹介する前に、早速ステップ1の定義(Definition)を実行します。

 

時間管理の罠

時間を作るためにはなにが必要?

私含め多くの人が「時間管理」と答えると思いますが、

「時間管理」は不正解だそうです。

 

そもそも、毎日毎日神経使って管理しなきゃいけないほどやることをつめこむんじゃないよ。

 

というのがティモシーの考えです。

「時間管理」が必要な状況をそもそも生み出さない。

そのために捨てる(Elimination)。

 

これがステップ2を読み進めるために必要な再定義(D)です。

管理するんじゃない。管理しなきゃいけない状況を作らない。

これを頭に入れて読み進めていきます。

 

効率的に出来ていても有効なことが出来ていない?

私は一時期、自分の能力に対して仕事をたくさん抱えすぎていました。

100個やることがあったら、それぞれに対して

・他の仕事と一緒に消化できること

・システムで効率化できること

・アウトソースできること

を考えて、一気に効率化しようとしていました。

このやり方は正しいと信じていたし、実際に効率化の成果を見て褒めてくれる人も居ました。

 

しかし、ここには重要な前提が抜けていました。

 

それは、「そもそもこの仕事は有効なのか?」という目線です。

ティモシーは、私が必死に追っていた効率性の他に、有効性の目線について触れています。

 「有効性」とは自分の目標に近づくように何かをすることを言う。「効率性」とは自分に与えられた課題(それが重要であろうとなかろうと)を可能な限り無駄のない方法でやり遂げることを言う。有効性を無視して効率性を求めているのが、世の中のデフォルトモードである。

 (「週4時間」だけ働く。・ティモシー・フェリス・P110)

 

さらに、

ここに、心に刻んでおきたい2つの真理がある。

1 おうでもいいことをうまくやっても、それが重要になるわけではない

2 多くの時間を必要としても、その仕事が重要になるわけではない

 

何かをやる前に、それが本当に有効かどうかを考えなさいよ。

(有効かどうかは、自分の目標にどれくらいインパクトするかではかります。だから自分の目標をしっかり定義(D)することも大事。)

有効じゃないことをどんだけこね回したって重要度は上がらないよ。

 

ということが書かれていました。

 

小学校の頃から、与えられた課題をいかに速く正確に解決するかで評価されてきた人達にとって、手痛い提言です。

 

ただ、「有効性」の考えを取り込まない限り、生涯かけてもたどり着かないような夢を見て、遠くでちまちまと目の前にある課題をこなす毎日です。

そこでいくらかの効率化ができたからって、せいぜい優秀な作業者になるだけ。

私が仕事をしていた時は、思いっきり優秀な作業者を目指していました。笑

 

パレートの庭「80/20の法則」

では、実際にやらなきゃいけない「有効性」の高いものってどのくらいあるのか?

その説明に、「80/20の法則」が出てきます。

 

富と所得の80%は人口の20%によって作り出され、所有されている。

と言うものです。

 

それを仕事にも応用して、

成果の80%は労働の20%からもたらされる

利益の80%は顧客の20%からもたらされる

と考えます。

 

そうすると、80%の労働を削ってもいまだしている成果の80%は保たれることになるし、

80%のクライアントを切ってもいまだしている利益の80%は保たれることになります。

 

これに似たことを私も経験したことがあります。

仕事をしていたとき、私達のチームは記事制作のアウトソース先を10件近く持っていました。誰とも良好な関係性を保てるように細やかなやり取りをしたり、それぞれの長所短所を活かした業務の割り振りに毎月時間を使っていました。

10件の内訳は、昔からのやり取りのある個人の方やプロダクション、クラウドサービスなどさまざまでした。

 

あるとき、制作しなければいけない記事の数が倍近くになりました。

そこで、アウトソース先を増やすのではなく、1社にしぼりました。

1社にしぼることで、これまで各アウトソース先と行っていた受発注の処理や情報共有、メールの数電話の数来訪の数…などが1回のみになったのです。

 

もちろん体制構築の苦労はありましたが、制作している記事数は従来の倍近くです。

 

文章にしてみるととってもシンプルな話しなのですが、

現場に居てみると、10社と取引していると10社を等しく重要で継続必須なものと思い込んでしまいがちです。

そうではなく、

  • 追っている成果は何なのか(定義)
  • 各社がどれだけ成果にインパクトしているのか(有効性の検証)
  • インパクトの小さい80%には対応しない(捨てる)

で考えてみると、実は毎日のTodoリストは今の20%に減るかもしれないのです。

 

どれだけ時間があっても足りない人のためのパーキンソンの法則

「今回は納品日まで2ヶ月あるから余裕だろう。前回は1ヶ月でも乗り切ったんだから。」

そう言って結局納品日の3日前から徹夜が続くようなことが、今まで何度もありました。

私はやることをもれなく洗い出すのが苦手だったし、時間があると思うといつまでもだらだら作業するタイプでした。

これは自分のだらけグセが招いていることだと思っていたのですが、社会人になってみると、自分より遥かに優秀で経験豊富な先輩たちと仕事をしていても、期限ギリギリが起こります。

 

ティモシーは、この現象について興味深い法則を教えてくれました。

パーキンソンの法則と言うものです。

ティモシーから引用すると、

「パーキンソン」の法則とは、「仕事は、完了するために割り当てられた時間に応じて(見た目が)重要で複雑なものへと膨れ上がっていく」というものだ。

 ということです。

同じ仕事でも、1ヶ月でやることになれば、1ヶ月いっぱいかかる量と複雑さになるし、

2ヶ月でやることになれば、2ヶ月いっぱいかかる量と複雑さになる。

ということです。

これは経験がありすぎるのでごちゃごちゃかくのはやめます。

夏休みの宿題、レポート提出、公共料金の支払。

 

ステップ2 捨てる(Elimination)の「E」のまとめ

このあとも「低情報ダイエット」の方法やメールチェックの短縮化などが続くのですが、

個別のスキルは本を読んで下さい。

 

ステップ2の捨てる(Elimination)では、

  • 「効率性」だけではなく「有効性」を見極めること。
  • 有効ではないものの80%を切り捨てても今ある成果の80%は保たれる。
  • 長く時間をかけるほど仕事は膨れ上がる。 短く済ませよ。

この3つが重要なポイントかなと思います。

ステップ2はすぐに実行にうつせるようなテクニックも紹介されていて、実用的な章でした。

 

ステップ2を読んだことで、ステップ1で紹介されていた内容の理解がより深まったかな。

次はステップ3 自動化(Automaton)の「A」です。

 

それでは。